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諸行無常

みなさん、富士山にある「大沢崩れ」を御存知でしょうか? 富士山の山体の真西面側にある大沢川の大規模な侵食谷のことであり、最大幅500m、深さ150m、頂上の火口直下から標高2,200m付近まで達する大規模な侵食谷のことなのです。 浸食は現在も進行しており、崩壊が更なる崩壊を呼ぶため、崩壊地は拡大する一方で、現在では1日あたり10トン積みの大型ダンプカー28台分に相当する275tほどの崩壊量があるのです。 富士山にとって、このような侵食谷の発達は別に異常のものではなく、しかし、やがては風雪などによって侵食が進み、細分化され、小さくなっていく運命にあるともいわれています。

諸行無常 この世の一切の事物と現象は常に変化し、不変のものはない... 

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