農鳥小屋の農鳥オヤジ
9月16・17日の二日間、広河原~白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)~奈良田間をテントを担いで縦走してきました。
時期的に高山植物には殆どお目にかかれませんでしたが、南アルプスの雄大な景色を堪能することはできました。
しかし今回の山行目的は、3000m級の白峰三山の頂を目指すことでも、それら高山植物や素晴らしい景色を堪能する事でもありません。
農鳥小屋の農鳥オヤジに会い行くことが目的だったのです!
6時30分に広河原を出発し、左俣コース~北岳~北岳山荘~間ノ岳を通り、農鳥小屋に14時30分到着しました。
すでに先着者のテントが数か所に設営済で、お酒を飲みながら仲間と楽しそうにしています。
自分も早く至福の時を味わいたい…と思いつつ、すぐさま受付を済ませようと小屋に近づいたところ、知り合いのガイドさんがお客さん十数名(ほとんどが女性)を連れて小屋前で盛り上がっておりました。
するとそこへあの農鳥小屋の番人、農鳥オヤジさんが登場!
女性のお客さん達に、握手やらツーショット写真をせがまれ、けっこうデレデレ状態...
極めつけはオヤジにサインをせびっているお客さんまでも!
農鳥オヤジさん、と~っても上機嫌でした!
そこで僕も負けじと握手&記念撮影をお願いすると…
かのような記念写真を一緒に撮っていただく事に!!
真っ白いアゴヒゲを蓄え、ドス黒く日焼けした顔にネパール人のような帽子と薄汚れた作業着を着たオヤジさん・・・
小柄な体ながら、長年、山に生きてきた人だけに、独特の人間味にあふれ、何かたくましくも頼もしいものが感じられます。
忙しい中、少しだけお話しさせて頂きました。
ガイドをやっていることを話すと、「この辺りはいっぱい良いところがあるから、是非、お客さんたくさん連れてきてね~」と話されておりました。
お時間あれば、是非、一杯やりながらお話したかったです。
そして小屋にはアルバイトの女性もいらっしゃいました。
「来年もここに戻ってきますか?」とお聞きしたところ
「あの人が生きていれば・・・」との回答が・・・
是非、来年もお会いしましょう!