

稚内を目指した冬の北海道旅 〜北へ向かうほど、心が静かになっていく〜(第3回)
前回までの記事では、「思い立った旅の始まり」と「本州を縦断する鉄道の時間」について書いてきました。 第3回は、いよいよ“北海道に足を踏み入れてから、稚内へ向かう道中”です。 ただ距離を移動しているだけなのに、なぜか心の奥が少しずつ整っていく――そんな感覚が、はっきりと自覚できた区間でした。 北海道に入った瞬間、空気が変わった 新函館北斗駅に降り立った瞬間、「寒い」というよりも、まず感じたのは 空気の密度の違い でした。 同じ日本なのに、音が少なく、風が澄んでいて、時間の流れが一段ゆっくりしている。 これは、山で標高を上げていったときに感じる感覚に少し似ています。 景色が変わる前に、まず 身体の内側が反応する あの感じです。 列車に揺られながら、何もしない時間を許す 函館から札幌、そしてさらに北へ。 車窓に流れていくのは、広い大地と、整いすぎていない町並み。 スマホを見る時間は自然と減り、代わりに「ただ外を見る」時間が増えていきました。 何かを考えようとしているわけでもなく、かといって、何も考えていないわけでもない。 登山中で言えば、 登りでも下り


稚内を目指した冬の北海道旅 〜天気予報に振り回される日々〜(第2回)
旅の計画は、立てている時間が一番楽しい―― よくそんなことを言います。 けれど今回の旅は、計画を立て終えたその瞬間から、少しずつ様子が変わっていきました。 稚内の天気予報が「揃わない」 出発日が近づくにつれ、気になり始めたのが 稚内の天候 でした。 確認していたのは、主に次の3つ。 気象庁 Yahoo!天気 ウェザーニュース ところが... 同じ日・同じ場所の予報なのに、内容がまったく揃わない。 「曇り時々雪」 「風雪強い」 「暴風雪の可能性あり」 さらに... 「信頼度A」と書かれている予報と、「警報級の可能性」と書かれている予報が、同時に存在する状況。 正直 どれを信じればいいのか分からない というのが本音でした。 (稚内市の警報・注意報〈1/10時点の稚内地方気象台発表〉) 登山と同じ「引き返す判断」 私は登山ガイドという仕事柄、天候判断には日常的に向き合っています。 だからこそ、 行けるかどうか 行ってよいかどうか 行かない方がよいか この3つは、まったく別のものだと考えています。 「列車が動くかどうか」「バスが運行するかどうか」


稚内を目指した冬の北海道旅 〜すべては一本の列車から始まった〜(第1回)
今回は、昨年10月に突然思い付き、1月に実行した「北海道旅行」について書きたいと思います。 でもなぜ「北海道旅行」の記事を?と... 登山ツアーやトレッキングを行っている会社のブログに、「北海道旅行」の記事が載ることに、少し違和感を覚える方もいるかもしれません。 けれど私自身、 山も旅も、「安全を考え、判断し、行動する」という点では本質的に同じもの だと考えています。 今回の北海道旅行は、観光そのもの以上に、 「計画」「判断」「引き返す勇気」 について、改めて考えさせられる旅でした。 その過程は、登山ガイドとして日々向き合っている判断と深く重なります。 そのため今回は、あえてこの体験を、ブログに残してみようと思いました。 すべては突然の思いつきから始まった 2025年の10月末。特に理由もなく、ふと、 「宗谷本線に乗ってみたい...」 という気持ちが湧いてきました。 旭川から稚内へ。 日本最北の地へ向かう、あの長い単線。 冬の宗谷本線の車窓を、静かに眺めてみたい。 それが、この旅の一番の目的でした。 そして、もう一つ。 以前フェリーで何度か渡った


「富士登山ツアー2026」予約受付開始日のお知らせ
大変お待たせいたしました。 弊社・自遊舎が企画・運営する 「富士登山ツアー2026」 のご予約受付を、 2026年2月8日(日)AM7:00より開始 いたします。 なお、 2026年度の「富士登山ツアースケジュール」は、2026年1月15日(木)に公開予定 です。各日程・プラン内容をご確認のうえ、ご予約をご検討ください。 【重要】ご予約受付開始日についてのご注意 誠に恐れ入りますが、 予約受付開始日時(2026年2月8日(日)AM7:00)以前にいただいたご予約につきましては、無効 とさせていただきます。 ※毎年、募集開始日前にご予約のお問い合わせをいただくケースがございますが、公平性を保つため、 受付開始日時以前のご予約はお受けできません ので、あらかじめご了承くださいますようお願い申し上げます。 2026年度も、選べる2つの富士登山ツアープラン 2026年度の富士登山ツアーも、昨年に引き続き、 現地集合・現地解散プラン に加え、 「送迎付きご来光プラン」 を開催いたします。 ■ 送迎付きご来光プランについて 新幹線の停車駅でもあ


【先着300名様】富士登山ツアー2026年 登頂祈願てぬぐい プレゼント
毎年ご好評をいただいている 「登頂祈願てぬぐい」 を、2026年度 富士登山ツアーにご予約いただいたお客様へ 先着300名様限定 でプレゼントいたします。 2026年版のてぬぐいは、 白い生地に赤い文字の紅白カラー。 「チャレンジ富士登山」「登頂祈願」「富士の頂を目指す!」――富士山への挑戦に想いを込めた、毎年変わらぬ図柄です。 図柄は毎年同じ。変わるのは、その年だけの “色” と “年号(2026)”。 このてぬぐいを手にした瞬間から、富士登山はもう始まっています。 登山当日はもちろん、首に巻いても、ザックに結んでも、そして下山後は「無事登頂の記念」として。 富士山に挑むすべての方へ、 安全登山と登頂成就への願いを込めて。 ■ 2026年度 富士登山ツアー 予約受付について 2026年度 富士登山ツアーの予約受付は 2026年2月初旬ごろ開始予定 です。 詳細は、当ホームページおよびSNSにて随時ご案内いたします!


~静岡の低山で“自遊”時間~「自遊舎の里山・低山トレッキング紀行」 《精進湖パノラマ台》編
静岡県からすぐ行ける絶景!精進湖畔・パノラマ台 (1,328m) トレッキング — 紅葉・ミズナラ・そして曇り空の中に現れた富士山 — 静岡県の里山・低山を中心に歩いてきましたが、今回は少し足を伸ばして、山梨県・精進湖畔にある「パノラマ台」を訪れました。県境から非常に近く、静岡県の皆さんにもアクセスが良い一座です。 訪れたのは紅葉がまさに見ごろを迎えていた11月中旬。カエデ類やミズナラ、ブナなどブナ科の樹木が色鮮やかに染まり、山道を彩っていました。しかしながら、今回はあいにくの曇り空で、晴天とはいきませんでした。光量が低めだったため、写真に映る景色も少し控えめでしたが、むしろ“しっとりとした秋の森”という雰囲気が味わえました。 アクセス・登山口情報 登山口は精進湖畔から入るルート。駐車場があり、車でのアクセスも容易です。トイレやベンチなどの休憩施設が整っており、初めての訪問でも安心して歩き始められます。 コースの概要 登山口から山頂までは往復で約2〜3時間の程よい行程。標高差も大きくなく、低山の範疇で「紅葉+展望」を楽しむには絶好のルートです。樹


富士登山チャレンジプログラム ~ステップ2~ のお知らせ
富士登山を目指すあなたへ! 4月に開催される マウンテンガイドサービス 自 遊 舎 の 富士登山チャレンジプログラム 「ステップ2」では、急な山道に自信をつけ、安全に登山を楽しむための技術を習得できます。富士山のような急斜面に対応する歩行スキルを学び、登山への不安を...


富士登山時に適した登山用パンツ|おススメ商品
富士登山における登山用パンツの重要性 富士登山は天候が変わりやすく、気温の変化も大きいため、適切な登山用パンツを選ぶことが重要です。適切なパンツを選ぶことで、快適に登山を楽しむことができ、疲労やケガのリスクを軽減できます。自遊舎の登山ツアー企画会社としての経験を活かし、初心...


【富士登山チャレンジ】初心者必見!足慣らしに最適な登山ルートと準備法
富士山に登るためには、事前の準備がとても大切です。特に、登山経験が少ない方や久しぶりに山登りをする方は、富士登山の前に足慣らしをしておくことで、当日の負担を大幅に減らすことができます。 今回は、富士登山を目指す方に向けて、 おすすめの足慣らし登山ルート と...


~静岡の低山で“自遊”時間~「自遊舎の里山・低山トレッキング紀行」 《兎荷山・三岳山・立須トレッキング》編
兎荷山・三岳山・立須を歩く - 静岡県浜松市の絶景トレイル 今回は、静岡県浜松市北区の兎荷(とっか)地区から歩き始め、兎荷山(とっかやま・410m)、三岳山(みたけさん・467m)、立須(たちす・378m)を巡るトレイルを縦走してきました。このルートは静かで自然豊かでありながら、変化に富んだ登山道と絶景を楽しめる素晴らしいコースでした。 兎荷地区から兎荷山へ 朝、兎荷地区に到着。周囲にはのどかな里山の風景が広がり、どこか懐かしい雰囲気を感じます。登山口を見つけ、まずは兎荷山を目指して歩き始めました。 兎荷山(標高410m)へ向かう道は穏やかな林道から始まり、徐々に山道へと変化していきます。尾根に出ると適度なアップダウンがあり、自然の中を歩く心地よさを満喫できました。頂上に到着すると、木々の合間から遠くの山並みが見え、静寂の中でひと息つくことができました。 三岳山へ - 変化に富んだルート 兎荷山を後にし、次の目的地である三岳山(標高467m)へ向かいました。この区間は適度なアップダウンが続き、しっかりと登山の醍醐味を感じることができます。...
























