稚内を目指した冬の北海道旅 〜天気予報に振り回される日々〜(第2回)
- 1月15日
- 読了時間: 3分
更新日:1月22日

旅の計画は、立てている時間が一番楽しい――
よくそんなことを言います。
けれど今回の旅は、計画を立て終えたその瞬間から、少しずつ様子が変わっていきました。
稚内の天気予報が「揃わない」
出発日が近づくにつれ、気になり始めたのが 稚内の天候 でした。
確認していたのは、主に次の3つ。
気象庁
Yahoo!天気
ウェザーニュース
ところが...
同じ日・同じ場所の予報なのに、内容がまったく揃わない。
「曇り時々雪」
「風雪強い」
「暴風雪の可能性あり」
さらに...
「信頼度A」と書かれている予報と、「警報級の可能性」と書かれている予報が、同時に存在する状況。
正直 どれを信じればいいのか分からない というのが本音でした。

(稚内市の警報・注意報〈1/10時点の稚内地方気象台発表〉)
登山と同じ「引き返す判断」
私は登山ガイドという仕事柄、天候判断には日常的に向き合っています。
だからこそ、
行けるかどうか
行ってよいかどうか
行かない方がよいか
この3つは、まったく別のものだと考えています。
「列車が動くかどうか」「バスが運行するかどうか」
それだけでは判断できない。
もし現地で暴風雪になれば、
宗谷本線が止まる
バスが運休する
帰りの飛行機に影響が出る
そうなれば、旅そのものが成立しなくなる可能性もあります。
「いつ判断するか」を決める
悩んだ末に決めたのが、判断の期限を先に決めることでした。
1月9日までに判断する
それまでは予報の推移を見る
ただし「無理そう」と感じたら、即方向転換する
これは、登山でいう「引き返しポイント」をあらかじめ設定する感覚に近いです。
キャンセル規定を一つずつ確認する
判断を先延ばしにできた理由は、キャンセル条件を冷静に整理できたからでした。
特急宗谷: えきねっと予約、発券前なら取消料は一定額
高速バス「わっかない号」: 出発直前まで取消料100円
稚内のホテル: 7日前〜前日は宿泊料の50%
つまり...
今キャンセルしても、数日後にキャンセルしても、金銭的な条件はほぼ変わらない
という状況だったのです。
これに気づいたことで、焦りはかなり減りました。
それでも消えない不安
一方で、不安もありました。
1月の三連休
代替案として考えていた余市・小樽の宿は残りわずか
決断が遅れれば、泊まる場所がなくなる可能性
「天気を取るか、宿を取るか」
この葛藤は、登山で言えば、
天候の回復を待つか
予定通り下山するか
という判断に、よく似ていました。
それでも「無理をしない」
何度も考えた末に、自分の中で一つの軸だけは、はっきりしました。
今回の旅は、挑戦ではない
無理をして行く理由はない。
行けないなら、行かない。
それも立派な判断。
そう思えたことで、少し気持ちが楽になりました。

(特急北斗、雪見酒の特等席にて)
次回、いよいよ出発
こうして、
稚内行きは「様子見」
旭川までは予定通り行く
現地で最終判断をする
という形で、旅はスタートすることになります。
けれどこの先、実際に北海道へ入り、移動しながら判断する中で、さらに大きな決断を迫られることになるとは――
この時点で、まだ知る由もありませんでした。
(※第2回 終了)
次回予告(第3回)
次回は、1月10日、実際に北海道へ入り、旭川へ向かう道中での判断、そして 「稚内を諦める決断」 について書きます。


























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