

~静岡の低山で“自遊”時間~「自遊舎の里山・低山トレッキング紀行」《高ドッキョウ トレッキング》編
地形図に名前が刻まれた山、「高ドッキョウ」 今回は、静岡市清水区の興津川上流部に位置する山、 「高ドッキョウ」 (1133m)を歩いてきました。 実はこの山、数年前までは地形図に名前がなく、ただ標高の数字だけが記されている「知る人ぞ知る存在」でした。 しかし、改めて最新の地図を確認すると、今はしっかりと「高ドッキョウ」の名が刻まれています。 かつては誰にも名指しされなかった場所に、名前が与えられる。 それは、曖昧だった存在が、一つの確かな輪郭を持った瞬間のように感じられ、今の自分の心に不思議と強く響きました。 登山道途中に現れる、慈しみに満ちた!?「ヒュッテ樽」 登山道を進んでいくと、一軒の無人小屋が現れます。 その名も「ヒュッテ樽」。 驚くのは、その管理の行き届き方です。 個人所有の小屋でありながら、内部もトイレも驚くほど清潔に保たれています。 そこにあるのは、単なる清掃という作業ではなく、 「自分の居場所を、自分自身の手で大切に整える」という、持ち主の方の強い意志と誇り です。 誰に見せるためでもなく、ただ自分の信念のために場を清める


~静岡の低山で“自遊”時間~「自遊舎の里山・低山トレッキング紀行」《長者ヶ岳トレッキング》編
富士山を真正面に望む名峰「長者ヶ岳」 今回は、静岡県富士宮市にある 長者ヶ岳(1,336m) を歩いてきました。 長者ヶ岳は、富士山の西側に位置する天子山地の山で、山頂から真正面に富士山を望むことができる絶景の山として知られています。 これまで県内の多くの山を歩いてきましたが、山頂から富士山を眺める山としては、私の中で間違いなくベスト3に入る一座です。 2023年5月には、NHKの番組「ウィークエンド中部」の人気コーナー「ゆる山へGO」にガイドとして出演した際にも、この長者ヶ岳を紹介させていただきました。 あの時の賑やかな収録の記憶を懐かしく思い返しながらの入山です。 左端から久保田と桑名ガイド 登山開始 ― 静寂の森を、一歩ずつ噛みしめる 3月5日(木) 冷え込みの残る朝、富士宮市朝霧にある弊社富士宮営業所の近くにある、長者ヶ岳へ向かいました。 朝霧にある富士宮営業所より 登山道は比較的よく整備されており、登り始めは落ち着いた森の中を歩く静かな道が続きます。 急な岩場などは殆どなく、初心者の方でも歩きやすいコースですが、今回は自分自身の心





















